渋谷の日本酒Bar Sakebaを訪問

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渋谷も新南口側、小さなビルの7階という立地で、渋谷の喧騒が遠くに感じられる大人の日本酒バーで乾杯。オーダーした日本酒について、スタッフさんが丁寧に説明してくれるスタイルで、勉強にもなるお店です。

渋谷 Sakeba

3種の飲み比べセットからスタート。ホントは自分で銘柄指定できないそうなのですが、この日は店員さんがシステムを勘違いしていたそうで、最初は銘柄指定で頼めちゃいました。トライしたい銘柄を選べて、ちょっと得しちゃったな。

目次

月山スパークリング(写真左)

やわらかな甘さが印象的なスパークリング日本酒。適度な炭酸感と乳酸感、酸味も穏やかで、本当にバランスの良いスパークリングです。シャンパン同様の瓶内二次発酵とのことで、炭酸がキレ良く上品。乾杯にも良いですが、お料理合わせてもしっかり受けてくれそうなお米の旨味もあって、オールラウンダーの予感。磨いたお米と良質なお水を感じさせる綺麗な吟醸香が印象的でした。

手取川山廃純米(写真真ん中)

ちょっと前に手取川が豪雨被害にあっていたので、応援の意味も込めてチョイス。メニュー的にも正当な和食が多そうだったので、なにかお料理に合わせるときに絶大な信頼を寄せているのが石川県のお酒ということもあり、マリアージュ要員です。丁寧に造られた綺麗なお酒。主張しすぎないフルーティーさと奥行きのある旨味、奥ゆかしい酸味で、しみじみ美味しいお酒です。今回どうしても夏の終わりにいただきたかった鱧の唐揚げと好相性でした。

緑の英君無濾過生原酒五百万石(写真左)

最近注目の静岡の日本酒ということでチョイス。紫と迷ったけれど、この日の気持ちはグリーンでした。僅かにバナナっぽさのあるジューシーな吟醸香ですが、そこまで主張が強い香りではなく、気負わず飲める柔らかなお酒という印象。シルキーな喉越しですが、スッと喉落ちするので、夏場でも飲みやすいお酒です。お通しのペコロスのピクルスと合わせたところ、酸味をふくよかに包んでくれて、夏の夜を爽やかな風が吹き抜けました。

ここでもう一回3種飲み比べをオーダーしようと思ったところで、「すみません💦、飲み比べはお客様からの銘柄指定はできないんですー」と言われてしまったので、グラスに切り替え。

百十郎:純米吟醸青波Blue Wave

ハーブっぽい香りという説明に興味をそそられてオーダー。ワインだとわりとよく見かける表現だけれど、日本酒ではあんまりない香りな気がします。ボトルにはローズマリー、ハーブのほか、トロピカルフルーツとありました。ラベルの書き方もワインっぽい。でも表は歌舞伎?ワイングラスで提供いただきましたが、そこまで香りだちは強くなく、そこはかと香る爽やかな柑橘かな。グラス越しにはほとんどハーブ感は感じず。。。口に含んで飲み込んだ時に、喉からほのかにミントのような爽快なハーブの香りと若干のミネラリーなワインを飲んだ時のような苦味が上がってきました。味わいはとってもクリア。甘さも少なく、スッと切れる感じが、食事に合いそう。この段階でまだお通しの肝串が残っていたので、合わせてみると、とてもハマりました。鰻肝の苦味にミネラル感が合う!

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