日本酒飲み比べ&いくら食べ比べ

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いくらにこんな種類があるって、初めて知った夜。日本酒はとびっきり今をときめく品揃えで、心躍る夜になりました!まず目をひかれたのは光榮菊の品揃えだったので、そこからスタート♪

お店情報:いくら佐々木家(https://aerial-f.com/ikura-sasakike/

いくらにこんな種類があるって、初めて知った夜。日本酒はとびっきり今をときめく品揃えで、心躍る夜になりました!まず目をひかれたのは光榮菊の品揃えだったので、そこからスタート♪

目次

新政酒造:亜麻猫

まずは、亜麻猫さんで乾杯。Sparklingではない方。

光榮菊黄昏オレンジ無濾過生原酒(写真左)

ピンクオレンジのラベルと透明瓶に少し黄金かかった液体が映えるビジュアル。少しとろんとした液体が既に美味しそうです。香りは黄昏オレンジだけあって、柑橘系が最初に来ますが、フレッシュ感あふれるというよりも、優しく穏やかな柑橘です。木熟果実のジャミーな香りも混じって、柑橘の爽やかさに深みが加わっている印象。口に含むと、甘酸っぱさが第一印象だけれど、オレンジピールのような皮の苦味もあって、ブラッドオレンジのようなパワフルな濃厚さも感じます。苦味の引き締め感がグレープフルーツを彷彿とさせますが、ホワイトグレープフルーツというよりも、ピンクグレープフルーツ。そういえばラベルの色味はピンクグレープフルーツの果肉っぽいなー。

光榮菊ハルジオン無濾過生原酒(写真上右)

ハルジオンと聞いて、なんとなく勝手に楚々とした控えめな印象を抱きつつ。うん、香りも柑橘とかフレッシュな青リンゴの香りが入り混じり、白葡萄のニュアンスもあって複雑。穏やかめな香りではあるけれど、ちゃんと個性と主張のある香りです。口に含むと、甘さと酸味のバランスが良くて、しっかりボリューム感のある味わい。わずかな苦味が甘さの余韻をいい感じで引き締めてくれるので、すっきり飲み切れます。

光榮菊白月無濾過生原酒

なぜか、黄昏オレンジとかハルジオンにはなかった酒米の記載。。。神力100%なんですね。香りはこちらも控えめな青リンゴとかマスカットの爽やかな香りですが、少しミルキーさも感じます。飲み口もフレッシュな酸立ちの中にまろやかさもあって、割とお米感も感じられて、複雑で軽重。3種の中で一番お米感を感じたので、いくらに合わせてみました。うーん、それでもやっぱりいくらとの相性はイマイチ?白身のお魚のカルパッチョとか合いそうかと。

いくら2種と、ウニいか、マグロユッケ。

どう考えても酒飲みのアテ(笑)

加茂錦荷札酒槽場汲み純米大吟醸中汲み・生原酒(写真右)

今まで縁がなかった荷札酒。。。「中汲み」に惹かれてオーダー。「中汲み」は私の中では当たりが多いワードの一つ。控えめなうちわマークが夏酒を印象付けています。酒米は五百万石。五百万石って割とかっちりした端正なお酒のイメージだったのですが、こちらは若干華やかさもあって、少し印象が変わりました。香り自体は抑えめですが、口に含むと僅かに熟れ切る前のメロンのような瑞々しい香り。フレッシュで柔らかい発泡感。優しい甘さ、軽やかな酸味と苦味。15度と思えない軽さの中にほんの少しビター感ある甘みが織りなす旨味が主張して、スッと入るお酒でした。

山の壽酒造:山の壽うたかたなま(写真左)

ビビッドなラベルがブラックボトルに映える斬新なデザイン。ロゴが横文字!と思ったら、しっかりバックに「山の壽」の縦入りロゴ。こういうこだわり方に老舗のこだわりとチャレンジ精神を感じて好きと思ったら、チャレンジタンクなんですね。発酵のガス感をしっかり残す独自の製法だそう。香りは柑橘系のフレッシュな印象、飲むとまた柔らかな炭酸がお米のまろやかさにピチピチした軽やかさをまとわせてくれて、とても飲みやすく、心晴れやかになるお酒です。「うたかた」と聞いて、なんとなくボリス・ヴィアンの「泡沫の日々」を思い出し、ちょっと退廃的なイメージを抱いてしまったのですが、どちらかというととても健康的で日本酒初心者でも楽しめそう&新しい日本酒体験をしたい日本酒愛好家の気持ちも満たしてくれそうな楽しいお酒です。

川敬商店:黄金澤純米吟醸ひとめぼれ

このパッケージ、とにかくかわいい。透明ボトルにパステルピンク、しかもハートの抜きラベルって、もう完全に心射抜かれそうです。蓋までピンクのこだわりも好き。完全にひとめぼれしちゃうやつ。おまけに僅かにゴールドがかってとろみ感を感じさせるお酒もこのクリア瓶とパステルピンクの可愛さにピッタリです。香りも磨いたお米の華やかな香りが、ワクワクする夏の恋の楽しさを思い出させてくれるような期待感。口に含むと、想像以上にジューシーなお米の旨味。ふんわりと舌にお米の甘さが絡んでなんとも言えず優しいお酒です。度数は16度で決して低くはないのに、スイスイ飲めて、気持ちもなんとなくウキウキする軽やかさが、一目惚れの華やかな思い出を蘇らせてくれるかも?

2022/8/1訪問

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